スポンサーサイト

2017.01.22 Sunday

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています



    Mr.くろぱんだのブログ 平和と未来

    大きな山場をむかえるボリビアでの左翼政権の挑戦

    2007.12.18 Tuesday

    0
      以前、ボリビアで、貧困解決とアメリカの不当支配に反対する大統領が当選して改革をすすめていることを書いた。

      その後も、ボリビアでは選挙をとおした民主的な手続きで改革がすすめられてきた。

      ところが、おいつめられた旧支配勢力は、自治という名のもとにボリビアという国を分裂させ、事実上、独立国家を立ち上げて自分たちの利権の死守に動こうとしている。

      ***

      ボリビアのモラレス政権が進めようとする変革に反対する東部四県が十五日、大規模な市民集会を開き、独立色の濃い「自治」を宣言しました。大統領は「自治を口実にして国を分裂させようとしている」と非難。緊張が高まる中、国軍は警戒態勢をとりました。

       ロイター通信などによると、「自治」宣言は各県で主な政治家と反政府派市民団体のリーダーらが採択し、土地や資源の管理、独自の徴税権や警察組織、教育制度、メディアの監督などを定めています。今後、県の住民投票に付す予定といわれます。

       サンタクルスをはじめとする四県は天然ガス資源や大農園などが集中する右派と寡頭支配勢力の地盤。全国九県のうち四県で国内総生産の三分の二を占めます。西部に先住民が集中しているのに対し、住民の多数は白人系です。

       四県はもともと、新自由主義、寡頭支配との決別を掲げて新憲法を制定しようとするモラレス政権と真っ向から対立し、野党とともに制憲議会の開会を阻止してきました。しかし、同議会は九日、主要野党が出席を拒否するもと、先住民の権利拡充や「連帯的な混合経済」などをうたった新憲法草案を採択。四県の「自治」宣言はこれに反発したものです。

       モラレス大統領はこの間、対話を呼びかけてきましたが、野党や反政府派は応じていません。アルゼンチンやブラジルなど中南米九カ国の首脳は、民主的に選出された政府の安定性を損なうあらゆる策動に反対し、反政府派に対話を促す文書をすでに明らかにしています。欧州連合、米州機構も仲介に入る予定です。

      ***

      ボリビアが、この危機をのりこえ、貧困解決とアメリカの支配からの脱却をなしとげ、ベネズエラ、ブラジルなどと力をあわせて南米に新しい風をおこしてくれることを願ってやまない。



      【Mr.くろぱんだのブログ内・・・おすすめバックナンバー】
      あなたの「ストレス」はどの程度?無料ストレスチェック!

      731万人の良識に希望を見る
      狂信的信者が社長の会社で働く者の苦労
      公明党―まだついて行くのなら(朝日新聞)
      戦争美化の策動に、自民党から日本共産党まで沖縄の全政党が立ち上がる

        TOPページに戻る
         姉妹サイト 『Mr.くろぱんだの部屋』
         くろぱんだの運営する誕生日プレゼント売り上げランキング


      Mr.くろぱんだのブログ 平和と未来

      水道の公営化と、コカインの栽培について

      2006.12.31 Sunday

      0
        アメリカの不当な支配に苦しんできたラテンアメリカで、希望ある変化が広がっている。

        ボリビア政府のママニ水利省大臣は、政府所在地ラパスと、となりのエルアルトの両市で水道事業を担う公営企業を来年から発足させると発表した。

        日本では昨年、「郵政民営化」など、なんでも民営化すれば世の中がよくなるような根拠のない情報がマスメディアによって情報操作され流された。
        しかし、世界を見れば、民営化は弱肉強食の流れを強め、一部の大企業の営業拡大と、庶民の生活悪化・負担増になることは明らかであった。


        ボリビアでは、アメリカいいなり政権のもとで、命にかかわる「水」までが民営化され、値上がりして庶民を苦しめてきた。フランス系多国籍企業スエズを筆頭株主とする会社に水道の権益がわたされてしまったのである。

        しかし、2005年12月におこなわれた大統領選挙で、社会主義運動党(MAS)のモラレス氏が当選したことをきっかけに本当の改革がはじまった。

        天然ガスや水などの資源を国有化して、一部の支配層が独占していた資源と利益を、公平に富を分配して貧困を解決する政治がスタートしたのである。

        日本では、残念ながら南米の情報がゆがめられて、断片的、一面的に報道されている。

        例えば、麻薬コカインの原料となるコカ栽培の面積拡大についての事実をゆがめた報道である。日本のメディア報道をみるとモラレス大統領(ボリビア)が麻薬王であるかのような事実無根の報道がおこなわれている。

        コカ(コカノキ)から生成されるコカインは麻薬であり多くの国で所持・製造・使用が禁止されている。中毒症状をもたらす麻薬の乱用が認められないのは当然である。

        しかし、だからと言ってコカ栽培の拡大=麻薬製造とは短絡的すぎる。
        日本と違い、アンデス山脈など雄大な山々がそびえたつラテンアメリカにおいて、多くの住民は標高の高い場所で生活している。例えば、ボリビアのラパス市は標高が4000m近い場所にあり、日本一の富士山の頂上(3776m)よりも高い。その分、空気が薄く気圧も違う。人間は標高の高い場所に行くと高山病(低酸素症)になる。標高が高くなるにつれて気圧が下がり(4000m弱で日本の平地の6割)、酸欠の状態になり、血中酸素濃度が低下することで身体にいろいろな変調をきたす。初期段階では、頭痛、吐き気、めまい、食欲不振、手足のむくみ、心悸亢進(脈拍が速くなる)など風邪のような症状が現れる。

        そのため、南米・ラテンアメリカでは、高山病を解決するためコカ茶が一般的に飲まれている。ボリビアだけでなくペルーなど標高の高い地域ではティーパックでコカ茶が売られている。日本では麻薬でも、南米では薬として使用されているのである。ボリビアなどではハーブティー全般をマテと呼ぶので、コカ茶は「マテ・デ・コカ」(mate de coca)と呼ばれている。一般には、コカの葉を干したもの数枚〜数十枚に熱いお湯を注ぎ、しばらく待ってから飲む。砂糖を入れて飲むことも多い。


        また、コカ茶を飲用する習慣のある地域ではコカの葉を直接口に入れて噛む人も多い。コカの成分による覚醒作用によって「疲労感を薄れさせる」「空腹感を薄れさせる」「眠気を忘れさせる」などという効果が得られるため、ボリビアでは鉱山労働者などの重労働者がコカの葉を噛みながら仕事をする習慣がある。朝、入坑するときに頬いっぱいにコカの葉を詰め込み、そのエキスを飲むことで疲労や空腹を癒しながら夕方まで(昼食もとらずに)働き続けるのである。

        もし、日本でボリビアにおけるコカ栽培を報道するのであれば、そうした文化の違いという前提条件をしっかりと伝えることがメディアの責任であるはずだ。
        いくら部分的に真実であっても一部の切り抜きによって誤解を与える情報操作はぜったに許されない。

        また、モラレス大統領は、コカを化学処理してコカインを製造することには明確に反対する発言を何度もおこなっている。これも報道されていない。

        かつてアメリカも「麻薬の栽培地域を掃討する」と他国に介入したが、それも文化の違いをむしした一方的な介入であり、それはあくまで外向きの大義名分であって、内部では別の思惑があった場合がほとんどであった。地域によってはコカ栽培は高山病対策の健全な農産物であり、適度な使用は人間の生活を豊かにするものだり、民族の文化・伝統でもある。

        タバコのような依存性をもつ有害物質が日本社会で使用が認められているように、文化の違いに留意する必要がある。かつてコカインは麻酔薬として世界各地で使われたこともあったが、現在はより安全な薬が開発され使われなくなった。

        ※なお、念のため書き添えておくと、Mr.くろぱんだは日本におけるコカインの使用・販売・所持は、有害なだけで必要性がないと考えています。厳しく取り締まりをうけて当然です。また、タバコも全面禁止にむけて、当面は値段を1箱1000円に大幅値上げするべきだと考えています。



        STORE-MIX




        Mr.くろぱんだのブログ 平和と未来
        1