湘南の朝の海

2009.03.06 Friday

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    鎌倉に住む友人の家を訪れ飲み明かした。
    始発で変えるとき、少し遠回りして材木座海岸から由比ガ浜を歩いてみた。

    朝6時すぎ、まだ風が冷たいこの季節にも、砂浜にはサーファーや散歩する人々が生きていた。海が近くにある暮らしって、いいなぁと思った。

    鎌倉・湘南の海と砂浜




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    Mr.くろぱんだのブログ 平和と未来

    冬の登山の美しさと危険性【神奈川県・大山(丹沢)】

    2008.02.06 Wednesday

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      ここ数日間、いそがしくて日記を書くことができなかったが、1月26日に大山に上った。大山(おおやま)という名前の山は全国にいくつかあるが、東京都や神奈川県に住む者にとっては丹沢大山はポピュラーであり、日帰り登山ができる親しみのある山である。

      私はいつも思う。空気澄んでいて、同じ場所の景色も、より美しく見える。寒い中でも、でかける価値があると。

      今回の登山は、友人6名で計画した。
      大山に登るには、様々なルートがあるが、今回は小田急線伊勢原駅からバスで日向薬師まで行き山頂をめざす計画だった。
      仲間とは9時に伊勢原駅に待ち合わせ。
      大山は傾斜がきつい場所もあるが初心者むけの山であり、気軽な気持ちで登山するつもりだった。ところが、この日は、登山経験の少なくない私にとっても、めずらしい遭難寸前になる危機が待ち受けていた。

      朝9時に小田急線改札に待ち合わせ。
      ゆとりをもって8時30分に駅につく。
      ところが仲間の1人が1時間30分も遅刻。体調不良とのこと。
      しかたがなく、ファーストフード店でコーヒーを飲んで時間をつぶす。
      予定が狂ったし、遅れてきた1人は麻雀のやりすぎで体調が悪いということで、急遽、ケーブルカーを使って途中まで上がり、山頂から日向薬師へむかうコースに切り替えることにする。

      10時45分発のバスにのり、11時10分すぎに大山ケーブルカーの麓のバス停終点に着く。おみやげもの屋がならぶ道をぬけてケーブルカー駅へ。
      ケーブルカーはおよそ20分間隔で運行されており、出発したばかりだったので、少し待つことになった。
      ケーブルカーなんてお年よりが使うものと思っていたけれど、思ったよりも急勾配を直線に上ってゆくので楽しかった。歩けば1時間以上かかる登山道が一気に省略されて10分程度で中腹まですすめた。

      大山観光鉄道が運営するケーブルカーは混雑

      ケーブルカーを降りると、山の中腹の神社にでる。
      阿夫利神社の「下社」であり、頂上に「本社」がある。
      茶屋もあり、名物の「大山豆腐」(一皿350円・塩で食べる)も売っているが今回は時間がおしているのでパスする。

      県立丹沢大山自然公園の阿夫利神社

      阿夫利神社下社は、たくさんの人でにぎわっていた。信仰の山としての大山の人気を感じる。そして何より、空気がきれいで、景色が美しかった。

      大山山頂へは、神社の左側の石段から登山道に入る。

      神奈川県では、登山する4日前に雪がちらついたが私たちの暮らす街には、まったくつもらなかった。大山でも、ケーブルカーに乗る前も、降りた直後の神社の境内でも、雪はなく晴天だった。だから誰も雪山を登ることになるとは思ってもいなかった。

      ところが、登山道に入ると、ほとんど登山者がいない。
      そして、登山道をすすむと、が溶け残っている場所が増えてくる。
      30分も上ると予想外にも大山の登山道は積雪が残る雪山と化していた。

      登山道には雪が溶け残り危険だった

      私は「この装備では危険だから引き返そう」と提案したが、仲間は同意しなかった。
      登山している人は私たち以外にも何人かいたが、日曜日なのにいつもより少なかった。
      そして何より風景の美しさが山頂へと私たちを誘った。

      私は大山は4回目だが、冬の大山から見る景色は今までで最高に美しかった。

      11時すぎにケーブルカーを降りて歩き始め、雪に足をとられすべりながら12時45分すぎに山頂につく。
      1つ目の鳥居が見えてくると、大山は頂上が間近に迫っている印となる。

      雪に彩られた大山の山頂付近の神社の鳥居


      大山の山頂は神社になっている。ちなみに売店もあり、この日も営業していた。
      2つめの鳥居が頂上を示している。雪に彩られて美しい鳥居が見えた。
      阿夫利神社本社のある大山の頂上

      大山は標高1252m。決して高い山ではないが神奈川県を一望できる。
      標高1252mのピラミッド型の美しい山容の大山


      江ノ島の輪郭がくっきりと見えた。みなとみらい21地区・ランドマークタワーや横浜ベイブリッジも小さく見える。
      標高1252メートルの大山山頂

      今までの大山登山のなかで一番美しかった。
      快晴のため、みわたすかぎりの深い青の空。
      まっ白な雪。どの角度を見渡しても広がる大地

      うっすらと雪化粧した周辺の山々

      山頂で食事をする。簡易ガスコンロでお湯もわかし温かいコーヒーを飲んだが、おいしかった。食事をすませ、午後2時前に下山をはじめる。

      ここまでは順調だった。
      ここからが大変だった。
      大山山頂から日向薬師にでてバスに戻るコースは距離がながく、雪で危険だと判断して、仲間がヤビツ峠におりてバスで帰ろうと提案して、コース変更となった。
      ヤビツ峠までは、通常は1時間強で降りられる。バスの本数は少なく待ち時間が生じるが一番最短で下山できるコースである。それに、同じ道を戻るよりは違った道をゆきたいとみんなが考えた。

      ところが、雪で下山には時間がかかった。
      私は「ケガをしないよう注意が必要だけど、はやくしないと日が暮れてたいへんだ。」と警告したが、仲間の多くは私の注意を気にもとめないようで、途中でも、ゆっくり休憩していた。
      結局、ヤビツ峠に降りたのは、日が傾きかけた午後4時50分ごろだった。
      大山山頂からヤビツ峠に降りる道は狭い
      雪で慎重に歩く必要性があったことや、転倒もあいついで通常の3倍も時間がかかってしまったのである。それでも、やっとバス停と舗装された道路に出た。

      そして、最悪の事態がまっていた。
      なんとヤビツ峠にはバスが冬季は通っていなかったのである。
      通常は、秦野駅から蓑毛(大山への登山道入り口)を経由してヤビツ峠までバスが来ている。ところが、冬は秦野駅と蓑毛の間の折り返し運航になっていたのである。
      どうするか。みんな途方に暮れてしまった。
      仲間の1人からは、ヤビツ峠から蓑毛までのハイキングコースを歩いて蓑毛からバスに乗るという提案がでた。
      もし、この選択をしていたら、私たちは遭難していたかもしれない。
      私は、「もうじき日が暮れて真っ暗になる。その時に雪道を装備もなく歩くのは危険すぎる。」と反対した。
      そして、雪の残る舗装された歩道を歩いて街にでることを提案した。

      地図を見ると、ヤビツ峠から蓑毛までの山道を歩くハイキングコースは1時間と書いてあり距離も短い。一方で道路は同じ蓑毛まで山を大きく迂回してぐるりと回るルートであり、ハイキングコースに比べて3倍近い10キロ近い距離のある道だった。
      疲れている中で最短距離のハイキングコースではなく、かなり遠回りとなる長い舗装された道路を歩くには覚悟が必要だった。
      それでも、安全を優先して、みんなで歩くことにした。

      歩く上で、もう1つとまどったことは方角だった。
      ヤビツ峠の登山道を降りるとバス停があり道が右から左に傾斜してある。
      左の方が高く、右に下っていく道であり、登山道から降りてきた時、左から右方向へ走っていく軽自動車をみかけた。どちらが駅にでる道なのか迷った。
      ここで、もってきた地図と、仲間が持っていたコンパスが役立った。
      どうしても街にでる=山を下るという先入観があるため、下り坂の右へすすみかけるところだった。しかし、山は起伏が激しく一旦坂を上ってから下って街におりる道が正解だった。そのことは、コンパスで方角が確かめられたからわかったことだ。
      下る道は、街とは反対に宮ヶ瀬湖に出るルートだと地図からわかった。
      バス停から、ゆるやかな上り坂となっている左のルートをすすむと、すぐ下り坂になり、そのあとはずっと下りだった。もし、見かけにだまされて右に行っていたらと思うと怖い。

      幸いなことに、少し歩くと標高の関係だろうが(標高差200mで気圧の関係で気温は1度下がる)、道路の雪はほとんどなくなった。
      しかし、日が暮れてきて、真っ暗になった。バスが通る道とはいえ山の中腹であり、まっやく街灯がなく、真っ暗だった。しかも、10分に一台ぐらい、スピードをだして自家用車が通り過ぎていった。こんな場所を歩いている人は私たち以外には誰もいないし、運転する方も人がいるなんて思ってもいないし、まっくら闇の中では見えにくいだろう。
      だから、車に引かれないようにすることに注意が必要だった。
      6人の中で、夜歩くためのライトを持ってきているのは私だけだった。大山だからと、みんな軽装備できていて、ライトがなかった。
      そこで、灯りが1つもない闇の中を、LEDライト一本で6人であるいた。
      ライトが1つでもあったので、車に引かれないように歩行者の存在を知らせるには役立った。だが、6人全員の足元を照らすことはできず、暗闇を歩く精神的な重たさがあった。
      長い道程だった。
      「車が後ろから来てるからはじによって歩いて」と、たまに通りすぎる車に気をつけてあるいた。

      途中、夜景が美しい場所も通った。

      しかし、山の裾野をぐるっと回る道であり、すぐに美しい夜景はみえなくなり、まっくら闇の世界へと戻っていった。

      みんな無口になっていく。暗闇のなかで寂しい気持ちもした。

      1時間では、つかないことは覚悟していた。
      1時間30分歩いて、まだ人家もバス停も見えないので、不安になった。
      闇の中なので、さっきも同じ場所を通ったような錯覚におそわれた。
      それでも、黙々と歩いた。
      2時間近く歩いて、やっと、人家の明かりとバス停が見えた。
      午後7時、蓑毛から秦野駅行きのバスに乗れた。
      蓑毛のバスは、登山道入り口の周辺の人家の生活の足であり夜まで動いている。

      そして、駅前で、豚カツ屋(秦野駅前は居酒屋以外に食事できる場所が少ない)に入り食事をして、無事に帰ってこれたことを喜び合った。

      冬山美しさと、自然の危険性の両方を心から味わった1日だった。
      比較的やさしい山であっても、念のための備え・装備が大事だと再確認した。


      最後に、写真を一枚。
      見渡す限りの雪、夕日に照らされた樹木のコントラストが美しかった。
      夕日に照らされた樹木と白銀の世界



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      p.s.
      雪山を歩いていたら、GLAYの「Winter, again 」という曲を思わず口ずさんでしましました。

      降り続く白い雪は 心模様 そっと
      滔々と白い雪は 無常なる人の世を
      すべて 許すように降り続いて行く

      いつか二人で行きたいね 雪が積もる頃に
      生まれた街のあの白さを あなたにも見せたい
      逢いたいから 恋しくて あなたを想うほど
      寒い夜は まだ胸の奥 鐘の音が聞こえる
      逢いたいから 逢えない夜には あなたを想うほど
      想い出には 二人が歩いた足跡を残して・・・



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