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    Mr.くろぱんだのブログ 平和と未来

    南アフリカ共産党が党大会、党員数が前回党大会から2倍へ

    2007.07.15 Sunday

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      南アフリカ共和国の南部の都市ポートエリザベスで、南アフリカ共産党の第十二回党大会が開催された。

      ポートエリザベス(Port Elizabeth)は、南アフリカ国内において三番目の規模を誇る港町であり、国内で第五の都市でもある。絶景で知られる美しいアルゴア湾に面しており観光地としても世界に名をはせている。

      南アフリカ共産党は、黒人差別撤廃によって全人種参加の選挙制度が確立された1994年以来、南アフリカ共和国の与党として連立政権に参加している。
      (全議席が比例代表の選挙制度のもとで、独自候補をたてずANCの一部として議会進出し、閣僚もだしているみたいです(未確認))

      しかし、南アフリカの経済状況は、一定の経済成長の影で、貧困と格差が広がり、しかも、弱者切捨てが拡大する傾向にあり、決して楽観視できる状況にない。

      南アフリカでは、アパルトヘイトとよばれる人種差別を撤廃させる国民的戦いが長い間たたかわれ、多くの血と犠牲をはらいながら1990年代にやっと勝利・和解した。
      その運動と闘争は、アフリカ民族会議(ANC)を軸に展開され、南アフリカ共産党や労働組合運動もこの流れに合流して民族解放をすすめてきた。



      1994年以降の民主主義と平等の確立後も、ANCと共産党、労働組合の三者の同盟は維持されてきた。

      2004年の総選挙では、定数400の議会のなかで、ANCは279議席(その後も他党からの鞍替えを受け入れ議席拡大)と、憲法改定に必要な3分の2をこえる圧倒的多数の議席をしめている。

      しかし、旧支配政党・経済界の議員や代表の多くもANCに合流・入党し、保守的傾向が助長されて決して一枚岩とはいえない状況がある。

      とりわけアメリカの圧力をうけ、新自由主義的な公共部門の民営化政策をANCはとりはじめており、これが弱者・労働者を犠牲にした経済背長という形であらわれている。

      南アフリカ共産党の中には、ANCとの関係をみなおし、連立政権から離脱するべきだという意見も少なくない

      政治報告の中でヌジマンデ書記長は、三者同盟の強化を強調しつつ、「ANCは社会主義者の組織ではないが、資本家の組織でもないはずだ」と述べたという。

      来賓として参加したANCのカレマ・モタンテ書記長は、「南ア共産党はANCの闘争において最も信頼する政党。社会主義革命は必要だ」と連帯のあいさつをおくり、友好関係維持を希望している姿勢をしめしたという。

      ANC内部における力関係の変化によって、外国や国内特権階級の圧力をはねのけて、政策を修正・改善できるかどうか正念場である。

      このまま経済成長と一部特権階級・多国籍企業の利益をおいもとめ、社会的弱者を切りすてる政策が維持されれば、ANCは内部から崩壊するだろう。
      軌道修正か、分裂か、秒読み段階といえる。

      しかし、こうした人種差別撤廃運動で勝利した後の新たな試練にさらされた南アフリカ共和国において、福祉や社会保障、労働者保護と経済の平等を追及する南アフリカ共産党の党員数が、2002年7月の前回の党大会時の約2万5千人から、
      5年たった今大会までに約5万2千人弱まで党員数が倍増しているということは何よりの希望
      である。



      86年の歴史をもつ同党の歴史のなかでも史上最大の党員数だという。

      ANC内部での、左翼勢力の影響力拡大によって、貧困やHIV(エイズ)など多様な問題をかかえる南アフリカ共和国とその与党ANCが、経済政策を軌道修正して、国民の生活と平和を重視する安定した社会発展の道をすすむことを願ってやまない。



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