パラグアイでも左派候補が大統領選挙に当選

2008.05.04 Sunday

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    ラテンアメリカにおける左翼の躍進はめざましいものがある。

    今年4月20日に投開票がおこなわれたパラグアイ共和国の大統領選挙で、貧困打開をかかげる左派政党と広範な市民が支援した、フェルナンド・ルゴ候補(もとカトリック司教)が当選した。

    南米で広がる左翼躍進の流れ。パラグアイ共和国

    人口約六百万人。
    面積約四十万平方キロ(日本よりやや広い)
    一人当たり国民総所得約千四百ドル(約十四万円)
    農業国。主な輸出品は綿花、大豆。
    公用語はスペイン語。
    一八一一年スペインから独立。


    かつて、アメリカの軍事的圧力のもとに服従をしいられてきたラテンアメリカで、ベネズエラ、ボリビア、ウルグアイなど相次ぐ左翼(自主的な国づくり、貧困打開)の躍進がつづいているが、保守的なパラグアイ共和国でも、左翼諸党と広範な市民連合が支援したルゴ氏が勝利したことで、さらに、この流れは広がるだろう。

    フェルナンド・ルゴ新パラグアイ共和国大統領

    ***

    南米パラグアイで二十日、大統領選挙の投開票が行われ、野党連合「変革のための愛国同盟(APC)」の進歩派フェルナンド・ルゴ候補(元司教)が、与党コロラド党のブランカ・オベラル候補、元陸軍司令官のリノ・オビエド候補を破って当選しました。

     「新しい発展モデル」「社会的排除の克服」を掲げるルゴ氏は、貧困層支援、汚職一掃、農地改革などを主張。外交では、ラテンアメリカ諸国に広がる進歩的政権の変革と歩調をあわせ、地域統合を推進する立場です。ルゴ氏の選挙母体のAPCは中道右派の自由党と左派連合が同盟を組んでいます。

     ルゴ氏の勝利により一九四七年から軍政時代も含めて六十一年間続いたコロラド党の支配は崩壊。新自由主義からの脱却と対米自立を追求するラテンアメリカの変革の流れが着実に広がっていることを示しました。

     ルゴ氏は二十日夜、アスンシオン市内で支持者を前に演説。「主権は国民にある。私は最も貧しい人々に対しての約束を改めて繰り返したい」と語り、国民の三割を占める貧困層への支援を強める決意を述べました。ルゴ氏の支持者らは、市内に繰り出し、花火を打ち上げたり、踊ったりして勝利を祝っています。

     二〇〇三年八月発足のドゥアルテ政権は、国際通貨基金(IMF)との協定に基づき、「構造改革」を推進。しかし、大規模な農産物輸出業者など一部の富裕層は潤ったものの、貧困率は下がらず、雇用も創出されませんでした。同党のもとで広がる汚職にも強い批判が出ていました。



    ***

     しかし、保守的な同国で実際に改革をすすめることは容易ではないだろう。とりわけ、大統領選挙にむけた政党間協力では、保守の一部を味方につけることができたが、これからの改革の進め方によって、離反や切り崩し、米国と結託して甘い蜜をすっている経済界からの介入が予想される。だが、多くの人々の幸せと貧困解決のために、自主的な国づくり、国内資源の活用による貧困解決という政治路線には大義がある。
    紆余曲折を経ながらも、ラテンアメリカ全体が生まれかわろうとしているように、パラグアイ共和国も変わってゆくだろう。ルゴ新大統領には、キリスト教左派・カトリック司教として「解放の神学」を堅持して奮闘してもらいたい。


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